橋川 健竜 (*はしかわ けんりゅう)
運営委員
専門
アメリカ史。18・19世紀のアメリカ合衆国北部の農民と商人の事業活動を中心とした社会史研究。現在は18世紀中葉の北米におけるイギリス帝国の統治改革構想と先住民の関係、また1970年代以降の同時代史も研究している。
所属専攻
グローバル地域研究機構/アメリカ太平洋地域研究センター
最終学歴
Ph.D.(2002, Columbia University)
主要業績
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網野徹哉・橋川健竜(編著) 『南北アメリカの歴史』 (放送大学教育振興会、2014年)
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有賀夏紀・紀平英作・油井大三郎編『アメリカ史研究入門』(山川出版社、2009)
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橋川健竜「一九世紀前半のアメリカ合衆国における農村型事業の変質 ニュージャージー州南部の製鉄所における労働管理」『千葉史学』(千葉歴史学会)55号(2009年11月)、13-28
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橋川健竜「アメリカの1980年代 書評と予備的整理」科学研究費補助金(基盤研究(A))「1980年代世界の同時代史的研究」(代表:南塚信吾・法政大学教授)2006年度年次報告書(2007年4月)、28-34
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Kenryu HASHIKAWA, "Rural Enterprise and the Northern Economy in the Early Republic: The New Jersey Charcoal Venture asa Test Case," The Japanese Journal of American Studies (アメリカ学会) 15 (2004), 97-113
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Kenryu HASHIKAWA, "Cordwood, Steamboats, and the Men in between:A Portrait of Early Rural Entrepreneurship in Central New Jersey, 1813-1816," New Jersey History (New Jersey Historical Society) 120: 1-2 (Spring/Summer 2002), 3-31.
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橋川健竜『農村型事業とアメリカ資本主義の胎動 共和国初期の経済ネットワークと都市近郊』(東京大学出版会、2013年6月)
関連HP
http://ask.c.u-tokyo.ac.jp/hashikawa.html
受験生へのメッセージ
私が専門にしている歴史の分野でも、丁寧に実証すれば通じるといった考えには頼り切れなくなりました。証拠立てに加え、どのような構えと語り口で論を組み立てれば、受け止めを異にする人々と対話できるか、歴史的に考えてもらえるか、検討しなければならないと実感しています。史料に根差す歴史研究がこの時代、いかなる意義をもちうるか、皆さんと考えるのを楽しみにしています。
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