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齋藤 希史 (さいとう まれし)

専門

中国古典文学、東アジア文化論。中国古典文(文言文・漢文)の読み書きされた圏域において、どのような知覚と思考が実践されたかを、エクリチュールとのかかわりにおいて考えている。とりわけ、その圏域の成立期(六朝)と崩壊期(近代)に関心がある。

所属専攻

超域文化科学専攻(比較文学比較文化分野)(地域文化研究専攻兼担)

最終学歴

文学修士(1990京都大学)

主要業績

  • 単著
    • 『漢文スタイル』(羽鳥書店、2010)
    • 『漢文脈と近代日本 もうひとつのことばの世界』(日本放送出版協会、2007)
    • 『漢文脈の近代 清末=明治の文学圏』(名古屋大学出版会、2005)

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  • 共著
    • 『古典日本語の世界[二] 文字とことばのダイナミズム』(東京大学出版会、2011)
    • 『新日本古典文学大系明治編5 海外見聞集』(岩波書店、2009)
    • 『朱子語類訳注巻10-11』(汲古書院、2009)

関連HP

http://friday.c.u-tokyo.ac.jp

受験生へのメッセージ

東アジア諸地域では、長い間漢字が共通の文字として使われてきました。同時に、ハングルや仮名、チュノムなど、各地域の言語に応じた文字も活用されてきました。また、文学においても、漢詩文が普遍的な価値を有すると同時に、各地域独自の文学も生み出されてきました。

文字や文学における普遍と固有という二つのベクトルは、これからの「共生」を考える上でも大きなヒントになります。私は、古典から現代にいたる漢字圏のエクリチュールという観点から、東アジア発の「共生」をみなさんと語り、考え、作っていこうと思います。

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