中国古典文学、東アジア文化論。中国古典文(文言文・漢文)の読み書きされた圏域において、どのような知覚と思考が実践されたかを、エクリチュールとのかかわりにおいて考えている。とりわけ、その圏域の成立期(六朝)と崩壊期(近代)に関心がある。
超域文化科学専攻(比較文学比較文化分野)(地域文化研究専攻兼担)
文学修士(1990京都大学)
東アジア諸地域では、長い間漢字が共通の文字として使われてきました。同時に、ハングルや仮名、チュノムなど、各地域の言語に応じた文字も活用されてきました。また、文学においても、漢詩文が普遍的な価値を有すると同時に、各地域独自の文学も生み出されてきました。
文字や文学における普遍と固有という二つのベクトルは、これからの「共生」を考える上でも大きなヒントになります。私は、古典から現代にいたる漢字圏のエクリチュールという観点から、東アジア発の「共生」をみなさんと語り、考え、作っていこうと思います。
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